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2015年9月5日土曜日

白米を玄米に変えて血糖値改善・・?エピソード4

さて、前回の続きですがパンのほうがなぜ危ないんでしょうか。

パン単体でもしゃもしゃ食べるのなら問題ないのですが・・

パンに、ジャム、 バター 、はちみつ を塗っていませんでしょうか。

もしくは菓子パン。 アンパンがわかりやすいですが、ただでさえ血糖を大きくあげるパンに砂糖が配合されているジャム、油分のバター、など。 ご飯に砂糖をかけて食べるようなものです。

(何度もいいますが血糖を上げる、という観点) 

菓子パンは血糖の観点でかなり危険だと思います。 
血糖をあげる炭水化物の上に、すばやく血糖を上げる能力のなる砂糖つけて食べる、ということになります。 これは要注意ですね。

でもおいしいですよね、僕もよく食べます。

( 後述しますが、ある方法を使って血糖の上昇をしっかり抑えます。上がってもいいが、ゆるやかに上げようという点が重要。)

ではゆっくり食べればいいんじゃないの?と思うかもしれません

。しかし最近の研究で、白米のみ一膳をゆっくり20分かけて食べようが、5分で食べようが血糖の上昇は同じだった結果が出ています。 ゆっくり食べるだけではだめなんです。
→ただし、ほかの食べ物がある場合は別!(タンパク質や食物繊維が副菜の場合)

さて、お茶碗軽い1膳、何gのブドウ糖になるんでしょうか。
おそらく50g程度になるかもしれません。 
それを各砂糖に置き換えて、14個分とかTVの宣伝や昨今の本で書いてあります。あれほど恐ろしい宣伝効果はないですよね、パン一枚で・・・角砂糖約8個! 
こんなこと言われたら食べられないですよ。
 そして食後にコーヒーに砂糖をサワサラと・・・。 すごい量です、糖分が。

 砂糖は一般的に、体内では分解され、最終的にブドウ糖になりますので純粋に、この食べ物が各砂糖何個分というのは問題がある気がします。
砂糖は果糖にもなりますので。

 しかし危機感を持たせる、罪悪感を持たせるマーケティング概略的な把握では何個分、という考えはよいと思います。しかし実際の血糖の上昇という観点では、かなり異なります。

続きは次回のブログで。

薬剤師 かめ川